播種1〜2回目【変化朝顔(5435−5)】

変化朝顔の播種を始めました。
1回目は2013年5月9日
2回目は2013年5月13日

譲っていただいた種のうち、古いものから更新しようかと思いまして。

播いたのは5435−5
正式名称は勉強中ですが、濃紫か紫吹雪の糸柳牡丹の遺伝子が入っています。

ちょっと覚えたての知識を披露^^:
間違っててもいじめないでくださいTT

吹雪・・・ベースの花色とは別の色(白か薄色)が斑点のように散った模様の花色です。

糸柳・・・変異の遺伝子の中に葉っぱを柳の葉みたいにするものがあります。それとは別に葉が細くなる「笹」という遺伝子が組み合わさると絡み合った糸玉のような葉をつけます。

牡丹・・・雄しべと雌しべが花弁に変化する遺伝子です。この株を「牡丹出物」として選抜します。

5435の種子を播いて親株を選抜した中の5株目からとった種なので「5435−5」

変化朝顔の基本的な品種の維持の仕方のフローチャートを一部公開。続きは成長に合わせて^^:
1:入手した種子を全部播く
2:変化している双葉ものは出物として選抜しておく
3:通常の双葉のものは親木の候補として選抜しておく

ここから先に「牡丹探り」という作業がありますが、ざっくり説明するには根本的な事実を知らないといけません。

からっとした真夏のなか涼やかな花で楽しませてくれる朝顔ですが、実は「秋の花」です。

陽のあたる時間の長さで季節を判断し蕾を付け繁殖しようとする朝顔に、こちらの都合で蕾をつけさせる為には、朝顔をダマす必要があります。
それを「短日処理」といいます。
覆いをかけて日の短くなった秋を演出すると、蕾をつけてくれるんです。

そこで蕾を割ると牡丹なのか一重なのかが判別できます。これが牡丹探りです。
先の話なのでとりあえずここまでにして^^:

譲っていただいた「5435−5」の種子は全部で53粒
これを30粒と23粒に分けて播きました。

第一陣 23粒
発芽20粒
うち発芽後枯死2粒
現状18株
鉢上げしました。

発芽してすぐに葉が黒くなって枯れたのは何が原因なのでしょう。
他のは少し徒長気味?日照が足りないのかまだ気温が微妙だったのかTT


本日第二陣
30粒播種
さてさてどうなるでしょう。
朝顔の発芽適温は25℃前後なので、このような感じで発芽を応援します。

ペットボトルに湯を入れた簡易温室です。発芽するまで部屋を占拠されます^^:

しかし25年経っても発芽するなんて、朝顔の強さには驚きます。
正直発芽しないかも、、、なんて思っていたのですが^^:

今後に期待です。

今夜はこの辺で。