夏も中盤

暑い日時々ゲリラ豪雨の日々が続きますな。

こう暑い日が続くと体調に不安が^^:
年齢を感じる瞬間です。


さて先日の【朝顔】の続き。

ざっくりした経緯は、薬用にする為に輸入された朝顔(当時は青一色)の中から、紫や赤の花が咲くものが出てきて、園芸目的に栽培が始められたのが始まり。

さらに、葉っぱの形、葉っぱの色、茎の形、花の形の変化したものを選抜して脈々と維持し続けて今に至る訳ですね。

小学生の頃には一度やっているから、そんなに難しいとは思っていなかったわけですが、実は、変化した朝顔には種が出来ないものが多いのです。

理由は、色々ありますが、例えばおしべ・めしべも花弁に変化して八重咲きになったもの。
非常に豪華で美しいのですが、おしべもめしべも無いわけですから、種が出来るわけ無いですね^^:

他にも受粉能力が著しく低下しているもの等、理由はまちまち。

花の形だけでも、
・獅子咲
・車咲
・采咲
葉っぱの形にも
・柳葉
・糸柳
等など色んな形があって、花だけではなく葉っぱの形や茎の形を楽しむ
「芸をする」朝顔の様を楽しむわけです。

ではどうやって系統を維持するのかというと、変化する遺伝子を持った株から取れた種を蒔くと、変化する株(種が出来ない)と、外見上普通の朝顔(種が出来る)が芽吹きます。そして種が出来る株から種を取って変化の遺伝子を引き継いでいるかを試しに蒔いて確認して、それを保存する。つまり、姉妹株の中から遺伝子を引き継いでいるものを選抜して保存するわけです。
江戸の昔から、メンデルの法則を経験から知っていたわけですね。園芸というより遺伝子学^^:

まだ不勉強で、系統による葉っぱの形状や名称はひと目見ただけでは全然分かりませんTT

ちなみに、栽培している方に話を聞いてみると、毎年大体300粒位蒔くそうです。栽培スペース作らないとなぁ。

詳しくは、九州大学のホームページで紹介・説明されています。
私も都度見ています。
http://mg.biology.kyushu-u.ac.jp/index.html

では今回の変化朝顔

もう朝顔じゃない別の何か^^:でも面白い。

目を奪われるような涼やかな水色。見ているだけで清清しいですね。

今回はこの辺で。