業が深い【八重咲サクラソウ】

あ、ありのまま　今　起こっていることを話すぜ。

「おれは今年変化朝顔栽培の準備の為ベランダのスペース確保を
していると思ったら、いつの間にか丸1日かけて桜草を買いに行っていた」

な、、、なにを言ってるのかわからねーと思うが
俺もなにをしているのかわからなかったっ！

頭がどうにかなりそうだった、、、鈍行始発で片道4時間半とか特急だとか
そんなチャチなもんじゃあ断じてねぇ。

にわか園芸趣味の恐ろしさの片鱗を味わったぜ、、、、。　

というわけで、週末に群馬県某所へ遠征してきました。
ここ最近、古典園芸の変化朝顔に傾倒していたのですが、準備も大体終わりふとベランダを眺めると、まぁ寂しいこと寂しいことTT

スペースを確保する為にバラの大苗を実家に輸送して今では5株ほど。春になって暖かくなりつつあるとは言え、まだまだ花は先の話。
バラの鉢が少なくなる＝植え替えの手間もかからない＝やることが水遣りしかないw

ここのところ土いじりが不完全燃焼で、京成バラ園にいっても肥料を買うだけ。

ネットで写真を見て気を紛らわせていたのですが、同じく古典園芸のサクラソウが目にとまりました。昔からサクラソウは知識では知ってはいたのですが、記憶にあったのは所謂「野生種」で、シンプルなものでした。

八重咲の朝顔やバラを栽培していることからもわかりますが、こう、、、花弁が重なって華やかなものを好む私の食指には触れなかったのですが。

ちょっと考えれば分かりそうなものですよねぇ。「園芸種」があることくらい。

ただ、どちらかといえば「和」な雰囲気というか、豪奢な中にも清楚な印象があるものが
好きな私にとっては、西洋サクラソウ（プリムラ）はちょっと好みじゃない。
なので今までサクラソウにはあまり興味がなかったんですよね。

ですが、十数年前頃から、「加茂花菖蒲園」というところで八重咲のサクラソウの選抜に成功、次々と新品種を生み出しているとのこと。

調べ始めたあたりから「ヤバいなぁ」とは思ったのですが、、、ハマりましたw

あちこち調べ始めたのですが、サクラソウを長年やっていらっしゃる人はご存知のとおり、苗を買うのは「秋から冬」なわけでしてw

出遅れたのか人気があるのか、八重咲の桜草はどこにも売ってない＆あっても希少なのか高価TT

だけどネットって便利ですよね。根気よく探していると、とあるお店の名前がちらほらと。普通に探してたら見つからなかったかも。

そこで冒頭のポルナ○フにつながります＾＾：

普段あまり遠出をしないもので、遠方に行けば行くほど1時間あたりの電車の本数が減るっていう当たり前の常識を失念していましたw

乗り換え待ち時間が30分程あったので、近隣にお住まいのT川さんと電話で話していたら、途中の駅で拾って遊んでくれるとのことで待ち合わせ。一緒に目的地へ。
最寄りの駅で場所を確認。

無　人　駅　で　し　た。

そこからは徒歩5分くらいの場所だったので、すぐに到着。

緑色が全部サクラソウの苗です。

そこから数分間記憶が飛んでます＾＾：

40歳前後の男二人がキャッキャッウフフしながら園内を蠢く姿はさながらクトゥルー神話のようだった（近所の住民の証言）

園主ご夫妻がとても造詣が深く、品種の話から栽培法、交配の手ほどき（！）までお忙しい中親身になって指導して下さり、私の付き添いのT川さんが釣られかけてました＾＾：

お話がものすごくわかりやすい上にユーモアに富んでいて、時間を忘れて聞き入っていました。こんな大人になりたいものです。

そんなこんなで私が7鉢、T川さんが5鉢を購入。なんとこのお店、一重品種も八重品種も同じ値段で販売しておられる為、とってもリーズナブル！

園主さん曰く、八重咲の桜草は品種によっては完全な八重になりにくいものも多いし、
環境とかによってもネットとかで出回っている写真の通りにならないものもあるから、
他の「日本サクラソウ」同様の値段で扱っているのだとか。
商品として扱う以上、管理から何からご苦労もあるのに、目から鱗が落ちる思いでした。
もの凄く誠実に誇りを持ってお仕事されているのだと感動いたしました。

これは苗の販売シーズンに再遠征確定です。苗を買いに行くというより、またお話したいの方が強いかも。

ってわけで当家の桜草はこのお店を見つける前に通販で購入した分も合わせると10鉢ほどになりました＾＾：
でも、スペースは取らない為、嫁のパンチは腰が入っていなかったのでさらに幸運でした。数年後も手加減してくれると嬉しいです。

早咲なのかたまたまなのかはわかりませんが、早速開花したので写真を一枚。

【有頂天】
まさに今の私の気分です＾＾：