さくら草まつり’13に行ってきました。その2【日本桜草/朱鷺嵐山・武蔵嵐山・朱鷺の雛】

続きー。

桜草は基本的に毎年植え替えして、その際に「芽分け」という作業をします。
いわゆる「株分け」です。

夏頃に地上部は枯れて休眠状態になり、冬になってから植え替えるのですが、その時に、
根の部分にいくつか芽ができていて、それで増えるわけです。

種でも増えるのですが、園芸種の場合は品種改良の過程で色々な遺伝子が混ざっていたりするので、まったく同じものを維持するには芽分けで増やすしかないわけです。

つまり、新たな桜草を生み出すためには交配して実生から作り上げるわけです。
交配しやすい基本的なルールみたいなものもあるようですが、私のようなにわかがしたリ顔で云々するのも不遜ですので割愛します。

もっと詳しい方がいっぱいいらっしゃるので^^:

さくら草まつり’13に限らず展示会で出品されることもあるのでしょうけど、自分のイメージ通りの桜草が出来た時の感動というのはいかほどのものでしょうか。
いやだってオンリーワンだよ?自分しか持ってないんだよ?自分で名前とか考えたりしちゃえるんだよ?もう完全に子作りですね!(マテ

というわけで、今夜は実生の展示物をピックアップ。色々な性質が優れていたり、かつてない花色や花型だったりすると、所謂「認定品種」になれるということなのでしょうか。



【朱鷺嵐山】
腕が悪いのであまり綺麗に撮れていませんが、花の大きさといい、朱鷺色のなんとも言えない鮮やかさといい、なんとも私好み^^:一番のお気に入りとなりました。
来年もお会いしたいです。
【朱鷺の雛】と【武蔵嵐山】の交配からできたそうな。実生で育成した過程で芽条変異(芽変わり/枝変わり)したものだそうなので本当に貴重なのだと思います。偶然というには奇跡的。まさに神の領域の話ですね。狙ってできるものではないのですから。経験と努力に裏打ちされてかつ引き寄せられたものなのでしょう。

親御さんの【武蔵嵐山


同じく親御さんの【朱鷺の雛】
あまり綺麗に撮れてなかったwごめんなさーいw綺麗な朱鷺色なんですよ^^:


変化朝顔のシーズンまでまだまだありますので、次回も日本桜草になりそうです。

今夜はこの辺で。